人間関係ですれ違う本当の原因とは?「青と黒・白と金のドレス」から分かるコミュニケーションの思い込み

アイデンティティ教育

人間関係で、

「なんでこの人、こんなこと言うんだろう?」

と思ったことはないだろうか。

こちらは良かれと思ってやった。

相手のためを思って伝えた。

それなのに、

「やめてください」

「それはいりません」

と言われてしまう。

すると、

「せっかく相手のためにやったのに!」

とムカつく。

こうした人間関係のすれ違いは、なぜ起きるのだろうか。

そのヒントになる、とても有名な画像がある。

まず、このドレスを見てほしい。

あなたには何色に見えるだろうか?

青と黒だろうか。

それとも、白と金だろうか。

実はこのドレスの錯視には、コミュニケーションのすれ違いが起きる仕組みが、そのまま表れている。

同じものを見ても、人によって「見えている世界」が違う

このドレスは、人によって見え方が違うことで有名になった。

ある人には、

青と黒。

別の人には、

白と金。

に見える。

面白いのは、

青と黒に見えている人は、

「どう見ても青と黒でしょう」

と思うことだ。

白と金に見えている人も、

「どう見ても白と金でしょう」

と思っている。

つまり、

同じものを見ているのに、お互いが「自分に見えているものこそ現実だ」と思っている。

僕はこれが、そのまま人間関係にも起きていると思う。

僕たちは相手の言葉や行動を見た瞬間、

「この人はこういう意味で言ったんだ」

と解釈する。

ところが実際には、

その人が見ている世界と、自分が見ている世界は、
そもそも大前提が違うことに、なかなか人は気づかない。

僕は「金色の情報」を投げたつもりだった

今日、実際に僕自身に起きた出来事がある。

あるセミナーのスタッフLINEで、僕は、

「今日、別のミーティングがあるので、午後に1時間30分ほど抜けます」

と共有した。

僕としては、

何も言わずに突然抜けるより、

事前にスタッフ全員へ知らせておいたほうがいいと思った。

全体の進行にも関係する。

周りも、

「あれ?どこに行ったんだろう」

と思わなくて済む。

だから僕の中では、

「これはすごい配慮だ」

と思っていた。

もっと言えば、

「素敵な観点だ」

「全体のためになる最高の情報だ」

と思っていた。

僕には、この情報が、

金ぴかに輝いて見えていた。

ところが、そのあとスタッフAの一人から個別LINEが来た。

スタッフA:「その情報を消してもらえませんか?」

「その時間になったら、すっと抜けてもらえばいいので」

僕は、それを見た瞬間、

ムカッとした。

僕からすると、

金色の情報を投げたつもりなのに・・・・・。

そんな感覚だった。

人間関係のすれ違いは「背景」が見えないから起きる

ここが、コミュニケーションで一番重要なところだと思う。

僕には、

「みんなのために事前に共有しておこう」

という背景があった。

そこには、

配慮もあった。

善意もあった。

セミナー全体を考えての判断もあった。

だから僕には、

金色に見えている。

でもスタッフAには、「おそらく」自分の明確な背景は見えない、と思う。

「スタッフの途中退出は、わざわざ全体に書かなくてもいい」

「その時間になったら自然に抜けてもらったほうが進行しやすい」

という背景があったのかもしれない。

でも今度は、

僕にはその背景が見えない。

つまり、

お互いに、相手の“見えていない背景”がある。

人間関係のすれ違いって、

ここから生まれるのではないだろうか。

人は「ふっと見て、ぱっと思う」

僕たちは、相手の気持ちを全部読み取ってから判断しているわけではない。

むしろ反対だ。

相手の言葉を見る。

ふっと見る。

そして、

ぱっと思う。

「否定された」

「怒っている」

「嫌われた」

「配慮がない」

「失礼な人だ」

ほんの一瞬で解釈する。

でも、

相手がなぜその言葉を言ったのか。

どんな体験や目的や事情が背景にあるのか。

そこまでは見えていない。

それなのに、

人は自分の頭の中に浮かんだイメージを、

「事実」だと思ってしまう。

そしてさらに、

「相手も当然、この世界が見えているはずだ」

と思う。

だから確認しない。

これが、

人間関係でコミュニケーションがうまくいかない大きな原因

だと思う。

「その言葉の背景を教えて」で人間関係は変わる

今回、僕は相手に、

「なぜそう言ったのか、その背景を教えて♪」

と聞いた。

僕はこれが、

人間関係のすれ違いを解消するうえで、とても大事だと思っている。

「なんでそんなこと言うんだ!」

と怒りに任せて言い返せば、対立し、争いになる。

「やっぱりこの人は自分を否定している」

と決めつければ、心を閉ざす。

でも、

「どうしてそう思ったの?」

「その言葉の背景を教えて」

と聞いてみる。

すると、

「ああ、だからそう言ったんだね!」

というまさか!のそんなイメージで言ったんだ!ありがとう♪という
瞬間が生まれる可能性がある。

そこで初めて、

僕の金色(最高の良かれだ!)の世界と、

相手の青(最高の良かれ)の世界がつながる。

だから僕は思う。

コミュニケーションで大事なのは、

相手の気持ちを勝手に想像して終わらせないこと。

確認することだ。

自分には白と金に見えている。

相手には青と黒に見えている。

それなら、

「あなたには、どう見えているの?」

と聞けばいい。

人間関係で悩んだとき、

すぐに、

「この人はこういう人だ」

「絶対にこう思っている」

と決めつけるのではなく、

一度だけ聞いてみる。

「その言葉、その行動の背景を教えて」

それだけで、

すれ違いだったものが、

理解し合うきっかけに変わることがある。

自分に見えている色は、

世界そのものではない。

相手にも、

相手にしか見えていない色がある。

人間関係とは、お互いの“色”を確認し合うことなのかもしれない。

なので、人間関係のコミュニケーションでの、コツは、本当に
心の底から相手を宇宙人と思う事。

なぜならば、自分の思考、考え、イメージとは厳密に言えば、100%ズレているから。

PS:スタッフAの背景を確認したところ、「セミナー全体のことを考えた」配慮で
スタッフLINEに流さないでください、と言った、とのこと。

それを聞いて凄く感謝が湧いた。

「これはすごい配慮だ」

 

え?

 

は?

 

これって、自分が思ってたことと一緒じゃん!

 

無意識深くでは、実は、自分と出会っている。

相手はいない。

 

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