「食う・食われる」は愛の合体?『ピカイヤ!』に見る、外と内がひっくり返る進化の神秘

悟った人のアニメ解析録

人類の進化の歴史を学ぶのに、これ以上の教材はありません。


NHKで放送されたアニメ、『ピカイヤ!』

子供向け番組という枠を超えて、ここには「真実の世界の仕組み」が描かれています。

なぜ私たちは今ここに存在しているのか。その答えを、エヴァンゲリオンのようなワクワクする演出とともに
解き明かしてくれる作品です。

 存在の真理:「外」が「中」にひっくり返る動き

この世界の真実は、**「外の環境を中に取り入れ、中と外がひっくり返る動き」**の中にあります。

主人公のモデルとなった古生物「ピカイヤ」の泳ぎを見てください。


ヒラヒラと波打つあの独特な動き。あれは、外の世界である「海」や「波」の動きを、そのまま自分の体の中に
取り入れた構造になっているのです。

環境(外)と自分(内)が反転し、溶け合う。この動きこそが、生命が存在するための根本的なルールなのです。

 捕食者アノマロカリス:それは「恐怖」ではなく「飛躍」の出会い

5億年前に登場した最強の捕食者、アノマロカリス。
人間の目線で見れば、獲物を襲う「怖い」「嫌な」生物に見えるかもしれません。しかし、「外のものを自分の中に取り入れる」という真理の動きから見れば、彼らは進化を爆発させる究極の存在です。

捕食者と被食者。この激しい対立構造は、例えるなら銀河系と銀河系が猛烈にぶつかり合って、その衝撃から新しい「太陽系」が生まれるようなもの

この出会いがあったからこそ、今の人類へと繋がる神秘的な進化が起こりました。食う・食われるの関係は、実は新しい次元へ向かうための「合体」なのです。

「善悪のフィルター」を外して世界を見る

現代の私たちは、つい人間的なフィルターで世界をジャッジしてしまいます。

  • クモ(捕食者)= 悪いやつ
  • ちょうちょ(被食者)= 可哀想な善人

しかし、進化の長い歴史にそんな善悪はありません。あるのは、エネルギーが循環し、より高次へと
進もうとする真理の動きだけです。ピカイヤは、そんな私たちの狭い視点を壊してくれます。

まるでエヴァ!モビルスーツのようなもので太古の海へ

このアニメの凄さは、その設定と演出にもあります。
子供たちが専用のスーツを身にまとい、太古の昔へ「異次元ワープ」して任務を遂行する――。

そのガジェット感や次元を超えていく演出は、まるで**『新世紀エヴァンゲリオン』**を彷彿とさせます。
このワクワクするエンターテインメントの中に、人類の進化に不可欠なプロセスがぎっしりと詰め込まれているのです。

大人でも思わず身を乗り出してしまう、まさに**「世界最強の教材」**だと言えるでしょう。

最後に

私たちは、何億年も前から続く「外と内の反転」の連続の中に生きています。
アノマロカリスがピカイヤを追いかけたあの瞬間から、私たちの命の物語は、一瞬も途切れることなく続いています。

人類の進化のルーツを、これほどまでに深く、そして刺激的に見せてくれる作品は他にありません。

ぜひ一度、視聴してみてください。
あなたのこれまでの「世界観」が、きっと心地よくひっくり返るはずです。

科学アニメ「ピカイア!」&「ピカイア!!」  全26話 一挙再放送が決定! – NHK

タイトルとURLをコピーしました